催眠心理療法について

催眠心理療法について

マインド・クリエイトの催眠療法(ヒプノセラピー)は催眠をベースとして
様々な心理療法を取り入れた独自の催眠心理療法です。

催眠を活用したセラピーはどうして効果的なのか?

当心療所では、様々な症状や悩みに対応する為に、催眠をベースとして様々な心理療法を取り入れた催眠心理療法を行っております。

顕在意識と潜在意識

人の意識には、「顕在意識」と「潜在意識」があります。人と話をしたり、物事を考えたり、意識しているのが「顕在意識」です。「潜在意識」は無意識とも言われ、ネガティブな思考や感情は潜在意識から出てくるものです。一般的に、顕在意識(10%)、潜在意識(90%)の割合だと言われていて、この数字からも圧倒的に潜在意識の力が強いのが分かります。

症状や悩みは、意識して変えようとしても、止めようとしてもなかなか出来るものではありません。これは、圧倒的な力を持った潜在意識が大きく影響しているからです。

そこで、潜在意識にアクセスできるのが催眠なのです。催眠状態が深まれば深まるほど、潜在意識へアクセスしやすくなり、症状や悩みの要因となっている【思い込み】や【思考】にもアクセスでき、それらを新しく変えることができます。

催眠心理療法は、テレビの催眠術のように、魔法みたいに症状や悩みを改善できるわけではありませんが、潜在意識にアクセスできる催眠を使うことによって、より効果的に心理的な要因での症状や悩みを改善することができます。

シャボン玉

催眠状態では、ネガティブな感情や思考を出しやすくなり、通常の意識状態では出てこないような、問題を解決する為のヒントや、様々な答えやアイデアが出やすくなります。

催眠状態では、潜在意識にアクセスできると説明しましたが、潜在意識は3歳ぐらいの子供のような意識だとも言われています。子供は素直に自分の感情を出し、自分を評価したり価値判断をすることなく、可能性に満ち溢れています。

人は大人になり年齢を重ねるごとに、感情を抑え込み、自己評価をして、価値判断をして、自分で枠を決めてしまい、その枠の中で考えて行動しやすくなります。これは、世の中の様々なことから、自分の身を守る為に大切なものではあるのですが、これらが、症状や悩みを維持させる大きな要因となることがあります。

催眠状態でセラピーを行うことで、素直にネガティブな感情や思考を出しやすくなり、評価や価値判断をせず、現在の自分の枠を超えて、問題を解決する為のヒントを探し出すことが出来ます。

マインド・クリエイトでは、テレビのような現象を起こすことを目的とした、催眠術も行っております。催眠術師は、短時間で幻覚が見えるような深い催眠状態へ誘導することを得意としています。催眠術師/催眠心理療法士だからこそ、より深い催眠状態へ導き、より効果的なセラピーを提供することが出来ます。

催眠術にかかる必要はありません

催眠心理療法では、催眠術にかかりやすいかどうかは重要ではありません。催眠状態を深めることの方が重要です。

ヒプノディスク

よくある誤解として、「催眠療法だから催眠術にかからなければいけない」というものがありますが、テレビでよく見る魔法のような催眠術にかかる必要はありません。この誤解があると、必死に催眠状態に入ろうとして、逆に入りにくくなってしまいます。

催眠術に掛かるとは、「声が出ない」「名前を忘れる」というような現象が起こることですが、セラピーにおいて現象が起こる必要はありません。催眠術にかかることと、催眠状態が深まることは同じではありません。

催眠状態は変性意識状態の一種と考えられています。変性意識状態というのは、誰でもいつも経験しています。テレビに熱中していて家族に声をかけられたのに気づかない時、朝起きたばっかりで頭がボーッとしてるとき、眠りに入る手前、思考停止の恍惚状態なども変性意識状態です。ですから、基本的に催眠状態に入らない人などいないのです。催眠誘導の時は、無理に入ろうとせず、ただぼんやりと私の声に耳を傾けていると、自然に催眠状態は深まっていきます。

催眠状態の入りやすさ、深まりやすさを被験性と言います。被験性が高いほど、潜在意識へのアクセスがしやすくなりますが、被験性が低いからといってセラピーが効果的ではないわけではありませんのでご安心ください。催眠状態は回数を重ねるごとに深まっていきますし、当心療所の方法は、

  • 被験性が高い人にはそれを利用した催眠心理療法
  • 被験性が低い人には被験性に頼らない催眠心理療法

を行っています。

当診療所の考え方の一部を紹介します

催眠をかけるのではなく、あなたを苦しめている催眠を解き、思い込みを解いていきます。

氷

あなたの症状や悩みは、意識では止めようと思っていても、無意識に反応してしまうのではないでしょうか。まるで、ある条件や環境になった時に、勝手にスイッチが入ってしまうみたいに。

これは、本人が望まないにも関わらず、無意識で自分でスイッチをつくってしまっているのです。言い換えれば、自分にとっては好ましくない自己暗示をかけています。

自分にとって好ましくない自己暗示を持ったまま、新たに良い暗示を入れたとしても、あまり効果はありません。なぜなら、それはマイナスの自己暗示にメッキを塗るようなもので、その暗示は、メッキが剥がれるように、しばらくすると効果がなくなってしまうことが多いのです。

症状や悩みを改善し、それを継続させる為には、根本的な解決をする必要があります。当心療所では、マイナスの自己暗示を解き、スイッチを壊していくことによって、根本的な解決をしていきます。

ですから、催眠をかけるという考え方ではなく、催眠を解くという考え方をしています。マイナスの自己暗示が解けた後に、良い暗示を入れると、その暗示は最大限に生かされることでしょう。それは、まるでスポンジが水を吸収するかのようにです。

マイナスの自己暗示を解く方法。
パターンを崩し、新たなパターンを築いていく。

ホイール

あなたの悩みや症状は、何度も何度も同じことを繰り返しているのではないでしょうか?車輪みたいに何度も同じ動きをするように。そして、それを何年も継続して、さらに強くなってしまっている人もいるのではないかと思います。

これを「パターン化」と言います。

パターン化は、良いパターン化と悪いパターン化の両方あります。良いパターン化はあなたは良い方向へ進め、悪いパターン化はあなたを悪い方向へと進めていきます。

例えば、「毎朝ジョギングをしよう」と目標を決めたとします。最初の1週間ぐらいは、朝起きるのが辛くて心が折れそうになってしまうものですが、1ヶ月継続できればどうでしょうか?毎朝のジョギングは習慣となり、朝早く起きることも、走ることも苦痛ではなくなるのではないでしょうか?

これは、良いパターン化なのですが、症状や悩みというものは、悪いパターン化だと言えます。悪い形でパターン化しているものは、そのパターンを崩せばいいのです。これを、「パターン崩し」と言います。

パターン化を崩すのは難しいことではありません。人のパターン化は、簡単な行動によって壊れやすいものです。あなたにとって難しいことをする必要はありません。

パターン化していることは、何気にやっているもので、自分自身では気づきにくいものですが、カウンセリングでじっくり話を聞いて客観的に見ることによって、そのパターンは見えてきます。一度悪いパターンが崩れて新たなパターンが出来ると、今度は新たなパターンがどんどんと強化されて、悪いパターンには戻りにくくなります。

一つ、パターン崩しの成功例を紹介します。

ある方が、「歯ぎしりを改善したい」という相談で来られました。隣りに寝ている家族から、「相当ウルサイ」と言われてかなり気にされていました。私は、歯ぎしりが心理的な要因で起こるものなのか分からなかったので、最初は断ろうと思いました。しかし、「どうしてもセラピーを受けたい」という強い気持ちを持っておられたので、受けることにしました。

当日、カウンセリング・催眠誘導・心理療法と一通りの流れを行いましたが、どうもしっくりとこなかったので、念の為に一つアドバイスをしておきました。

寝る方向を変えてください

頭を南向きにしていたのであれば、北向きに変えるということです。たったこれだけです。しばらくしてから、本人からメールがありました。家族から「歯ぎしりはしているけど、音がかなり小さくなったからあまり気にならなくなった」と言われたという、喜びの内容でした。

もうお分かりだと思いますが、これも寝る時のパターンを変えたパターン崩しなのです。歯ぎしりが心理的な要因で起こっていたのか、パターン崩しがどのように心理的に影響を及ぼしたのか分かりませんが、こんな少しの事でも大きな変化を生み出すことがあるのです。

試しにやってみてください。効果が分かります。

当心療所の考え方や方法の効果を、簡単に体験することができます。

ジャンプ

セラピーを受けると決めた方も、セラピーを受けることを迷っている方も是非試してみてください。

当心療所の考え方や方法の効果を知ることができ、いかに人が簡単に変化を生みだすことが出来るのかを少しでも実感して頂けることでしょう。

そして、これに催眠を加えることによって、より効果的なセラピーになります。

ステップ1
まずは、改善しようと思うことを明確に決めてください。
ステップ2
改善したとしたらどのように生活が変わるのかをイメージしてください。
ステップ3
最低でも1~2週間は課題を続けてください。
ステップ4
しばらく経ったら、どのような変化が起こったのかを考えてください。
※この時、どんな小さな変化も見逃さないでください。

より確実に出来る課題を一つ選択してください

  • 毎朝15分早く起きる
  • 毎朝コップ1杯の水を一気に飲む
  • 自分から挨拶をする
  • エスカレーターに乗らずに階段を使う

さて、どんな変化が起こることでしょうか?

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